総会報告 の一覧へ戻る

2015年度通常総会議事録

2015年2月2日(月)午後3時00分から城西館において158名(うち委任55名)の出席を得て2015年度通常総会が開催された。

 

冒頭、小川雅弘代表幹事より2015年度の方針(後段に掲載)に基づき開会挨拶を行った後、任期満了により退任される中澤陽一代表幹事への謝辞を述べた。

 

引続き、小川雅弘代表幹事が議長となって議事がすすめられた。今回付議された議案は、次ぎのとおりで、いずれも満場一致で承認された。

 

第1号議案      2014年度事業報告

第2号議案      2014年度収支決算

第112回西日本経済同友会会員合同懇談会特別会計収支決算

第3号議案      2015年度事業計画

第4号議案      2015年度収支予算

続いて、任期満了で退任される中澤陽一代表幹事より退任挨拶があり、総会は滞りなく終了した。

 

その後、在大阪スリランカ民主社会主義共和国名誉総領事D.W.アルッガマゲ氏のよる「可能性を秘めたスリランカ」と題した記念講演が行われた。

 

最後に、会場を隣の部屋に移し、来賓を代表し尾﨑正直高知県知事、岡﨑誠也高知市市長から祝辞をいただき、青木章泰高知商工会議所会頭の音頭で乾杯の後、懇親パーティーに入り、懇親を深め、弥勒美彦副代表幹事の中締めで盛会裏に終了した。

 

 

 

2015年度の方針

代表幹事 小川 雅弘

我々、土佐経済同友会は2011年12月の「高知県10年ビジョンの提言」を基本として、「日本一の幸福実感県・高知」~土佐的循環型・共生社会の実現~を目指して活動を行っています。

昨年は、一昨年GKH委員会から提言しました「高知県GKH県民会議(仮称)設置」に基づき、46の個人・団体の参画を得て『「高知家」の家族会議~高知県の幸福度を考える県民会議~(通称「GKH県民会議」)』が発足しました。

また、10月3日に高知市にて開催されました第112回西日本経済同友会会員合同懇談会においては、そのGKHへの取り組みを西日本17経済同友会の皆さまにご披露するなど、まさに昨年は、高知県が目指すべき、GKHを核とした地域独自の価値観に関する議論が本格的にスタートした年となりました。

本年はその議論をさらに進め、GKH県民会議の一応の期限としている2016年秋の、高知県独自の幸福度指標とその指標に基づく提言の公表に向かって、当会としても全面的にバックアップする態勢を整えていきます。

また一方で、我々経済人としましては、企業経営におけるGKHの活かし方といったものも今後検討していく必要があると考えます。

職場は、企業利益の追求の場のみならず、従業員にとって自己実現や社会貢献を果たす「場」として、仕事に対する意欲や幸福感を支える土台となっています。近年では、社会の目覚ましいグローバル化が進行する中で、組織・企業の制度や風土・文化も大きく変化しつつあると言われており、従業員の働きがいや、会社としての一体感のあり方にも変化がみられます。

こういった観点からも企業経営、特にESの視点からの検討が必要だと考えます。

そこで、当会特別幹事でありますネッツトヨタ南国相談役の横田英毅氏を講師として、委員会単位ではなく会員全員から希望者を募り、「企業経営とGKH」についての勉強会を開催したいと考えています。詳細はこれからですが、1回4時間程度の勉強会を5回程行いたいと思っており、会員の皆さまには奮ってご参加いただけますようお願い申し上げます。

もう一点、やはり今後の高知県経済活性化のためには、稼ぐ力を高めていくことが重要だと考えております。

ついては、土佐湾沖の海底に広く分布すると推定されているメタンハイドレートを掘り出す国家プロジェクトを高知県に誘致し、県経済活性化につなげることを目的に、本年度限定で特別委員会を立ち上げ、提言につなげていきたいと考えています。

本年はこれまで土佐経済同友会が培ってきたビジョンに、GKHと企業経営の関わりや、「稼ぐ力」の向上といった付加価値をつけ、更に一歩前進する年にしたいと考えています。

我々が描く高知県独自の幸福感に基づく地域価値の向上、日本一の幸福実感県高知の実現に向けて、これまで以上に活発な議論を深めて頂きたいと思います。会員の皆様の絶大なるご支援、ご協力を心からお願い申し上げ、基本方針とさせていただきます。

以 上

分類: